「高配当株って難しそう…」を最初に終わらせる
投資を始めようとして、最初につまずくポイントは「言葉」です。
「配当利回り」「配当性向」「累進配当」……言葉が多すぎてもう無理…。
大丈夫です、安心してください。高配当株投資で本当に最初に覚えるべき言葉は、たった数個。しかもどれも中学生でもわかる足し算・割り算レベルの話しかありません。
この記事を読み終えるころには、あなたは「なんだ、意外と単純じゃない」と思えるようになっています。まずは、ここから一段ずつ上がっていきましょう。
そもそも「高配当株」って何のこと?
高配当株を一言で言うと、「持っているだけで、定期的にお金を振り込んでくれる株」のことです。
株というと、安く買って高く売るイメージが強いかもしれません。でも高配当株投資はちょっと違います。売って利益を取るのではなく、持ち続けて”配当”を受け取り続けるのが基本スタイルです。
イメージとしては、株を「お金を生む木」だと思ってください。木そのものの値段(株価)は上がったり下がったりしますが、木が実らせる果実(配当)を毎年収穫していく、これが高配当株投資です。
だから、株価の細かい上下に一喜一憂しなくていい。忙しい投資初心者やお忙しくて画面に張り付けない人に向いている理由です。
最初に覚える5つの言葉
それでは本題です。でも構えなくて大丈夫。1つずつ生活に近い例で説明します。
① 配当金 → 持っているだけで振り込まれるお金
会社が稼いだ利益の一部を、株を持っている人(株主)に分けてくれるお金のことです。
たとえば、ある会社の株を100株持っていて、1株あたり50円の配当を出すとします。すると、5,000円があなたの口座に振り込まれます。あなたは何もしていません。株を持っているだけです。
この配当金が高配当株投資の主役であり、ゴールでもあります。
② 配当利回り → 何%もらえるのかを測る
「配当金」がもらえるのは分かった。でもそれって多いの? 少ないの?
それを測る物差しが配当利回りです。計算はとてもシンプル。
配当利回り(%)= 1年間の配当金 ÷ 株価 × 100
たとえば株価が1,000円で、年間40円の配当を出すなら、利回りは4.0%。
銀行の普通預金がほぼ0%なんことを考えると、これがどれだけ大きいか分かりますね。
一般に「高配当株」と呼ばれるのは、利回りがおおむね3.5〜4%以上のものを指します。
③ 配当性向 → その会社、無理してない?
配当性向は、「会社が稼いだ利益のうち、何%を配当に回しているか」を表す数字です。
配当性向(%)= 配当金の総額 ÷ 純利益 × 100
たとえば配当性向30%なら、稼いだ利益の3割を株主に配っているということ。
これは会社の「健康診断」のような指標です。
- 30〜50%:健全、無理なく配当を出している
- 70%超:やや要注意。利益が少し減っただけで、配当も減らされやすくなる
たくさん配ってくれる会社=良い会社、とは限りません。無理して配っている会社はちょっとっと、続かないから。それが見えるようになると、初心者卒業が近づきます。
④ 連続増配 → 毎年、配当を増やし続けている年数
連続増配とは、その会社が「何年連続で配当を増やし続けているか」という年数のことです。
10年連続増配なら、10年間ずっと、一度も減らさずに、毎年配当を増やしてきたということ。これは会社の「株主を大事にします」という姿勢を、行動で示している証拠です。
日本では、連続増配の年数が30期を超える会社もあります。長い増配が続いている会社ほど、不景気のときでも配当を減らしにくい傾向があります。
⑤ 累進配当・DOE → 「減らさない」と約束した会社
最後の2つは、初心者にとって特に心強い言葉です。今は「ふんふんそんなのがあるんだ」と知るだけで十分です。
- 累進配当宣言:「配当を減らしません(維持または増配します)」と会社が公式に約束していること
- DOE:利益ではなく会社の体力(自己資本)を基準に配当を決める方法。配当の下限が見えやすく、減らされにくい
高配当株の一番の不安は、配当が減らされること(減配)です。この2つは、その不安をやわらげてくれる仕組み。初心者ほどこういった”安心の仕組み”を持つ会社から入ると安心です。
詳しい選び方は次のSTEPでがっちり解説します。
まとめ:言葉が分かれば、もう半分は理解できたも同然
おさらいです。覚えるのはこの5つ(プラスもう2つ)でした。
- 配当金
持っているだけで振り込まれるお金
- 配当利回り
株価に対して何%もらえるか(3.5〜4%以上が高配当の目安)
- 配当性向
会社が無理して配っていないか(30〜50%が健全)
- 連続増配
毎年配当を増やし続けている年数
- 累進配当・DOE
「減らさない」と約束・仕組み化している会社
どうですか? 最初に感じた「言葉が多すぎる…」という壁が、少し低くなったのではないでしょうか。
投資は、知らない言葉に出会うたびに止まってしまうと、なかなか前に進めません。でも、こうして一度整理してしまえば、動画や記事を見ても迷子になりません。「分かる」が増えると、投資はどんどん面白くなります。
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